バイトで親の同意書が必要、どうすればいい?書き方は?
高校生ともなると「社会に出て働いてみたい」「買いたいものがある」などの理由からバイトを始めたいとする人も多くいることでしょう。
しかしバイトの面接が終わって、採用の段階で親の同意書が必要と言われ「いったいどうしたらいいの?」と悩んでしまう場面もあるのではないでしょうか。
用意したいけど何を用意したらいい?となると思います。そこでこのようなことに悩まないように、簡単に解決できる方法を紹介してみます。
そもそも同意書(承諾書)は必要なの?
民法上では、未成年者がバイトをする場合親の同意が必要とされています。「親がバイトしてもいいと言ってました」などの口約束では、後で言った言わないの問題がでてくるため、口約束はしていない会社がほとんどです。
採用する側としても未成年者を雇用する際には、同意書という書面の提出を求めてくる場合が一般的です。
同意書を用意するのは面倒のように思えますが、未成年者がバイトをする際には後々トラブルとならないためにも親に同意書を書いてもらう必要があります。
また中には「できれば親に内緒で働きたい」などとの思いから「勝手に嘘の承諾書を作ってもバレないのでは?」と考えてしまいそうですが、止めたほうが良いです。
後に大問題に発展する恐れもありますので、同意書は必ず親に書いてもらいましょう。
同意書の用意や書き方について
採用先から同意書に関して指定がある場合は、それに従うこととなります。逆に指定がない場合、A4程度の紙(コピー用紙や無地の紙)に最低限以下の項目に触れるよう親に書いてもらいます。
- 文頭に題名として「同意書」と記入
- 採用先の会社名・代表者名
- バイトする本人の名前
- 「貴社にて働くことを同意いたします」の文言
- 承諾日また同意書を書いた日付
- 親の名前とその続柄
- 捺印
また印鑑を押す場所ですが、保護者の名前の横に押すのが一般的です。基本難しく考えなくても大丈夫ですので心配なく。きれいに出来ていなくてもきちんと書かれていれば大丈夫です。
もし綺麗な書面にしたいのであれば、ひな形(書式フォーマット)をダウンロードできるサイトがありますので、利用してみるといいでしょう。雛形をそのままコピーして使ってもいいですし、参考にして手書きで作ってもいいですね。
同意書の作成で注意すべきポイント
印鑑は必ず押すようにしましょう。できればシャチハタ以外の印鑑がお勧めです。また誤字脱字がないようにチェックしましょう。
また冒頭部でも少し触れましたが、承諾書を見ただけではバイト先の担当者も「その承諾書は本当に親が書いたものかどうか」までを判断することはできないでしょうから、例えば「第三者に書いてもらっても良いのでは?」と思ってしまいそうですが、それは絶対に止めましょう。
もしバレてしまった場合、本人はもちろんのこと、親にも迷惑がかかってしまう場合があります。採用先を解雇されるだけならまだしも、それ以上の予期せぬトラブルに巻き込まれてしまう危険性さえありますので虚偽の記載はしないようにしましょう。
例えば親が「バイトは禁止!」と言われているけど、採用され働くことになった。同意書を提出後、バイト先から急な連絡(勤務時間や休みの変更)で家に電話がかかってきた。
この時に親が電話に出て、バイトをしているとは知らず親にバレて「すぐにバイトを辞めろ!」と言われてバイトを辞めなくてはいけない。
しかしバイト先はもうすでに貴方のシフトを組んでしまっている状態。また一からシフトを組み直さなくてはいけなくなり、かなりの人に迷惑がかかってしまいます。
同様に「承諾書を用意する必要がなくなるのでは?」との理由から、未成年であることをごまかして応募時に20才以上の年齢を申告することも虚偽の記載となりますのでしてはいけません。
自分だけが怒られれば済むというレベルでは収まらなくなることもありますので注意しましょう。嘘は出来るだけつかない方がいいです。場合によってはついても良い嘘を使うのもいいかもしれませんが。
参考ページ:バイトの面接で嘘をつくのはマズイ?
また、学校がバイトを禁止していないかどうかについても確認しておく必要があります。学校がバイトを許可していないのに働いてしまうと、もしバレたときに停学や退学などの処分を受けてしまう場合もあります。
バイトで親の同意書が必要のまとめ
バイト先から親の同意書(承諾書)を求められた場合はそれに従う必要があります。上記のようなポイントを踏まえて親の同意をしっかり得てから働くようにしましょう。
繰り返しになりますが、嘘の記載や虚偽の申告はしないようにしましょう。バレずにトラブルなく過ごせることもあるかもしれませんが、もしバレてしまったときは取り返しのつかない出来事に発展してしまう可能性があります。
正式な手順を踏んで後ろめたいことなく働いたほうが「バレるのではないか」とドキドキする必要もないですし、不安を感じることなく楽しく働けるでしょう。