バイトの祝い金って?なぜお金が貰えるのか不思議・疑問に思う方へ
バイト求人サイトで最近「アルバイトが決まったらお祝い金がもらえます!」といった記載をよく見かけませんか?しかし色々とこの「お祝い金」について疑問もあると思います。
祝い金とは
「バイトに応募して採用されると企業側よりお金が支給される」というもので、バイトをしたい!と思っている人にとっては一石二鳥となるようなシステムです。
しかし「なぜバイトが決まっただけでお金がもらえるの?」「オイシイ話には裏があるのでは?」「実際働いたけどもらえてない!」など、祝い金に対して思うことはみなさん、さまざまですね。
条件に該当するバイトを始めた方のうち、祝い金を申請するのはたった3割程度とも言われています。詳しく知らない、なんとなく申請するのが心配、などと、なんとなく避けてしまっている方も多いという証拠ではないでしょうか。
果たして、バイトの祝い金は本当に遠慮なくもらってしまっていいのでしょうか?また、もらうにはどうすればいいのでしょうか?そんな疑問や不安に対してできる限り詳しく説明したいと思います。
バイトで祝い金を出している理由
なぜ求人サイトは祝い金を出すのでしょうか?理由としては単純な理由ですが、他の求人サイトにはないサービスを提供することにより、たくさんの方に利用してもらいたいからです。
求人サイトの競争は近年激化していて、新規参入の企業も増えていると言われています。その中でより雇い主が魅力を感じて求人募集を集められるか、工夫を凝らす必要があるのです。
元々の知名度やCMなどの宣伝力も大手には敵わないので「当サイトからバイトが決まれば祝い金を出しますよ」といえば利用者が注目し、採用実績も上がります。
その実績を見て雇い主はその求人サイトを利用しようと情報掲載を希望する、情報量が増えればさらにサイトを利用する求人利用者が増える、という好循環が生まれます。
このサイクルを成立させるために必要なのが祝い金のシステムなのです。
祝い金はバイト先から貰う?
祝い金がどこから出ているのかといえば、求人サイトから支払われます。基本的には雇い主側からではありません。(厳密に言えば雇い主が支払った情報掲載料からということになります)
「バイト先に迷惑がかかるなど、心象が悪くなりそうで、もらうことに気が引ける」と思っていた方もいたと思いますが、これで少し心情的にもらいやすくなったように思えますね。
どうしてこんなお金を払えるのか?
ではなぜ求人利用者に祝い金を払える余裕が生まれるのでしょう。それは一般的なバイトサイトとは違ってコストカットを徹底しているからです。
基本的に祝い金を出している求人サイトは「採用課金型」というサイトとなっております。例えばウェブに掲載する記事などの作成・修正は基本的に雇い主側が行います。
サポートもメールや電話が中心になり簡単なものとなっています。こうした人件費等の節減で祝い金を払う余裕が生まれているのです。
逆に掲載課金型というサイトでは求人情報を集めるための担当営業が会社などへ訪問し、打ち合わせなどをして求人の掲載をする流れとなり、人件費が多くかかっています。
ですので掲載課金型と採用課金型ではコストの面において全く違うのです。
祝い金は必ず申請しましょう
また、求人利用者が祝い金をもらうべき理由がもう一つあります。それは稀にいる悪質な雇い主側が、採用が確定したにもかかわらず、求人サイトに報告をしていない場合があるからです。
Q&Aサイトなどでも書かれていますね。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10153703000
雇い主側が報告をしなければ求人サイトは採用が確定したことが確認できません。雇い主側からすると課金されずに採用できてしまうことになるのです。
しかし祝い金の請求があれば、採用が確定した証拠となり課金の請求が行われることができ「とりっぱぐれ」が起こらずに済むのです。
つまり、祝い金を請求することは求人利用者の正当な権利であることはもちろん、採用確約型というビジネスモデルを循環させる大きな役目を担っているのです。
というわけで「もらっちゃっていいのかしら?」なんて心配は無用です!どんどん請求していきましょう。
祝い金の申請方法~受け取りの流れ
申請方法などは基本的にそのサイトによって違いますが、大まかには
- 求人サイトに登録する
- 働きたいアルバイトを探す
- サイトを通して応募する
- 雇い主から指示に従い面接等を受け、採用の確約をもらう
- 初めての勤務が終了した後に申請可能になる
- 申請期限内に求人サイトのマイページから必要事項(口座番号・名義など)を記入し申請する
- 求人サイト側は雇い主に雇用の確認をする
- 雇用の確認が取れたら求人サイトは手続きを始め支払い準備に入る
- 一定期間後、求人利用者の口座に振り込まれる
というのは、ほぼ共通の流れになっているようです。
また申請期限が決まっています。サイトにより異なりますが、初勤務終了後から90~180日というところが多いようです。期限を過ぎてしまわないように、忘れず申請しましょう
祝い金が貰えるのっていつ頃?
支払い手続きが始まってから祝い金が支給されるまでの期間は、それぞれで3週間~最大105日までとさまざまです。申請が完了したら、気長に待ちたいですね。
また求人サイトによって細かく違う点もあります。支払方法は口座振り込みがほとんどですが、現金ではなくクオカードで支給される求人サイトもあります。
高校生でも祝い金が貰えるバイトってある?
高校生採用可能な求人が祝い金対象であって、きちんと採用後に申請さえすればもちろんもらえます。アルバイトの採用に関して、高校生が働くことができない場合もあるかもしれません。
しかし条件をクリアし採用された後に、祝い金をもらうことには年齢や資格などの制限はありません。遠慮せずに申請してくださいね。
祝い金が貰えないケースについて
このように、祝い金はぜひもらった方がいい!と書いてきましたが、残念ながらせっかく採用が決まり、申請もしたにもかかわらず受け取れない場合もあるようです。その理由を考えてみました。
- 指定の応募方法を使って応募していなかった
- 祝い金対象の求人情報ではなかった
- 初勤務を完了していなかった
- 採用が成立していなかった
- 採用または勤務が確認できなかった
- 勤務継続の意思が見えなかった
- 申請期限をすぎてしまった
- 以前に祝い金をもらってすぐにバイトを辞めたことがあった
- 記載情報に不備があった
- メールの受信がうまくできていなかった
- その他、各求人サイトが不適切と判断した場合
色々ありますね。逆にいえば、これらのことに気を付ければ、祝い金はほぼ必ず受け取れるということです。ぜひこれらのことに気を付けて、手順を守り申請をしましょう。
バイトの祝い金とは?のまとめ
いかがでしたでしょうか。祝い金について詳しく知ることができたと思います。そもそも「採用課金型と祝い金」はジョブセンス(現マッハバイト)の当時19歳だった社長が考え、始めたビジネスモデルです。
このようなビジネスモデルが成功することにより、今では多くのサイトがこのシステムを採用するまでになりました。ですので色々なサイトで祝い金が貰えるサービスがありますので、このようなサイトからバイト応募するのもいいでしょう。
雇い主側だけでなく、求人利用者にもメリットいっぱいの採用課金型と祝い金システム。私たちもシステムを上手に利用しながら、楽しく充実したアルバイト生活を送りたいですね。