ファミレスバイトの面接対策!不採用を避ける為にどうすれば良い?

飲食店でファミレスというと好きな人も多いでしょう。美味しい料理を食べることが出来る場所ですが、バイト先として人気も高く、求人サイトでも多くのファミレスチェーン店が募集しているのを見かけます。

そんな中「初めて応募したバイトがファミレス」という方も多いのですが、バイトに応募してから困ることと言えば面接でしょう。基本的にファミレスのバイト面接は他のバイトと似たような流れとなっています。

なので難しいということはありませんが、まだバイトをしたことがないのであれば「どんな内容の質問がある?」「服装は?」と、面接に臨む前に不安になりますよね。

今回はファミレスバイトの面接について、不採用にならないように面接の対策として、良く聞かれやすい質問とおすすめの答え、持参するべきもや服装のポイントなどを一挙に解説します。

ファミレスバイトで面接のコツとは

面接の前に覚えておきたいのは、バイト面接時にお店側が警戒しているのは「雇ってもすぐに辞めてしまうこと」です。採用してすぐに辞められるとお店側としても厳しいですね。

採用後の研修が無駄になるだけでなく、不採用にしてしまった他の面接者も雇えず、再び求人をかけないといけないですから、お店からすると大変な手間がかかります。

求人誌や求人サイトに募集を出し、アルバイトを雇うのには相当な費用がかかりますので、金銭面でも負担となります。ですので面接のコツは「この人ならすぐに辞めず長期的に働いてくれそうだ!」

と面接官に思ってもらうことが採用の秘訣です。もちろん、他にも気をつけておきたいことはありますので、面接対策として以下のようなことを覚えておくといいでしょう。

面接で大切なのは受け答え

実は、筆者は昔ファミレスの面接を受けて不採用になっています。知人と2人で同じファミレスを受けたのですが、知人は採用されましたが、私は不採用でした。

後で分かったこととして、知り合いなどでファミレスの面接を受けて落ちた方に共通していたことがありました。それは面接の時に「曖昧な回答」が多かったという点です。

例えば「土日は出勤出来ますか?」と聞かれた時、返事として「土日は多分ですが出勤できると思います」など「本当に土日に出勤してくれるのか?」と思われても仕方がないような回答をしてしまったことが、不採用になった原因だと思われます。

他にも「シフトで希望の時間帯は何時から何時までですか?」と聞かれたので「平日は17時から21時までだったら大丈夫だと思います」など、はっきりと相手に伝えていない回答が多くありました。

よって、ファミレスの面接の際におすすめの回答の仕方としては、他のバイト面接でも同じですが「はっきりとした回答をする」ということが面接のポイントになるでしょう。

回答の際は「思います」という言葉は使わない方がいでしょう。断定するような言葉「できます」などを使って面接官にアピールするといいでしょう。

ただ、面接は緊張をしてしまうことも考えられるので、なかなか上手く返事などができない場合もありますが、失敗してもそれは経験となるので、次のバイト面接に活かしましょう。

良く聞かれる質問を知る

面接でよく聞かれそうな質問を事前に把握しておくことで、面接中の受け答えなどスムーズに対処できるようになります。以下はファミレスのバイトでよく聞かれる質問となります。

志望動機は聞かれる事が多い
面接時の質問でもっともありがちなのが志望動機です。「それでは、志望動機を教えていただきたいのですが」と、面接開始の合図のように尋ねられることがよくあります。

志望動機は回答が難しいと思われがちですが、そんなことはなくシンプルで結構です。緊張せずリラックスして面接をこなすために、あらかじめ回答を用意しておきましょう。

バイトの面接では「ファミレスのバイトを通じて社会貢献したい」というような、就職の面接ほど堅い志望動機を答える必要は一切ありませんので「無難な回答をする」と考えても問題ないでしょう。

例えば「家の近くのバイトで一番魅力的だった」「以前にお客さんとして来たときにお店の雰囲気が良かった」など当たり障りのない内容で大丈夫です。

好印象を抱いてもらうコツとして「他店でも良いのでは?」と思われないように「一番良かった」「実際に来てみて良かった」と応募したお店に限定された内容を伝えましょう。

NGな解答例として「なんとなく」のようなやる気の感じられないもの、そして「他のバイトに落ちたから」といったネガティブなものが挙げられます。

バイトの面接では志望動機が重視されないとはいえ、いきなりこのような回答では「雇ったあとにちゃんと働いてくれるのかな?」と不安に思われてしまいます。

よって、志望動機の回答でのポイントは「ここで働きたいと思っている」とやる気をアピールすることが大切です。

希望のシフトについて
シフトも志望動機と同様に、確実に尋ねられるであろう質問です。何曜日のどの時間帯に出られるのか、最大で週に何日くらいまで働くつもりがあるのか、具体的に伝えましょう。

もちろん、時間や曜日に融通が利くほど採用してもらえる可能性は高まります。「木曜日は夜まで大学の授業があり出勤することは難しいですが、他の曜日でしたらいつでも大丈夫です!」

「平日は夜のみですが、土日は昼間もフルタイムで出れます!」と、出られない時間よりも出られる時間を強調して話せると好印象です。

また、曖昧な回答は避けるべきです。例えば「水曜日は多分無理です」と言うよりかは「水曜日は出れません!」と断定してしまった方が相手に伝わりやすいです。

ちなみに、採用されたいのでウソを伝えてしまう方もいるのですが、これはNGです。採用後にシフトを組む際にウソをついてしまったせいで、シフトを組むのが難しい状況になった、という場合は迷惑をかけてしまいます。

嘘はついても良い嘘とついてはいけない嘘があるので気をつけましょう。最悪、損害賠償請求される可能性もある、と思っておくといいでしょう。

大型連休の出勤は可能かどうか
最近のファミレスは年中無休で営業しているお店も多く、特にお客さんが混みやすい年末年始やお盆休み、ゴールデンウィークの連休に出勤できるかどうかもよく尋ねられます。

回答の仕方として「元旦は実家に帰るため出られませんがお盆は大丈夫です!」など、こちらも良い部分を強調して伝えましょう。また、大型連休以外では土日、祝日などの出勤の可否なども良く聞かれます。

大型連休や土日祝などはお客さんは多く、ホールスタッフ、キッチンスタッフと集まりにくいファミレスにとって難しい時期です。出勤できる人間は非常に重宝されますので、無理をしない範囲でなるべくスケジュールを合わせるのもおすすめです。

また、場合によっては特別手当が付く場合があります。例えばお正月など、出勤すれば時給1000円が時給1200円になる、という場合もありますので、意外とメリットが多くあったりします。

このような連休の時期に一緒のシフトで働いたスタッフとは、後に打ち解けた雰囲気にもなりやすいですから、バイト先での居心地も良くなり出勤するメリットは大きいでしょう。

通勤時間や通勤の手段
履歴書にあらかじめ記載している方は多いと思いますが、自宅からの通勤時間や通勤の手段について改めて質問されることも良くありますが、シフトの回答などと同じで簡単に回答しましょう。

通勤の手段の質問がされるということは、交通費が出る場合に質問されやすいです。職場が近いとバイトに通いやすく、お店側から見れば「長期的に働いてくれるかな?」と期待できます。

逆に通勤にかかる距離が遠ければ「1ヶ月もすれば疲れて辞めてしまうかも?」と思われがちです。よって、ファミレスまでの距離は近い方が有利に働きやすくなります。

但しファミレスまでの距離が遠い場合でも諦めない方がいいでしょう。質問の回答で「長時間の移動にはなれていますので、仕事には全く影響ないです!」といったように、やる気をアピールしましょう。

バイトの経験があるかどうか
バイト経験の有無も尋ねられやすい質問です。特にホールスタッフの場合は、接客経験があると即戦力として喜ばれます。とはいえ、未経験だからといって落とされるわけでありません。

ファミレスは人手不足な場合も多く「バイト初心者歓迎」と謳って求人を出しているファミレスもたくさんあります。バイト経験があるならその経験を、なければ「初めてなので、しっかり勉強したいと思っています!」と熱意を伝えましょう。

またバイト経験がある方で、以前のバイトをあまりにも短期間で辞めてしまった場合には、伝えない方が良いケースもあります。履歴書にも書かない方がいいでしょう。

このような場合は「短期のバイト経験はあったのですが、長期は今回が初めてです」とこのような形で質問に答えると良いでしょう。

希望職種
ファミレスの仕事というとホールスタッフ、キッチンスタッフと2つの仕事があり、募集にもよりますがどちらも募集している場合はホールかキッチン、どちらが良いのか?と質問される場合が多いです。

ファミレスによってはホールとキッチンで時給が違うケースもあるため、しっかりと求人内容に目を通しておくと安心です。もっとも良いのは「どちらでも大丈夫です!」という答えですが、希望がある方は素直に伝えましょう。

ちなみに実際に働く中で、シフトやお店の混雑状況次第でキッチンの人間がホールに出たり、ホールの人間が皿洗いをしたりというケースも多く、完全な分業となっているファミレスは少ないでしょう。

逆に都会の方のファミレスは分業になっているケースも多く、さらに将来的に希望次第でホールだった人間がキッチンになるケースなど、配置転換となる場合もあります。

また、基本的に女性の方はホール担当になることが多い傾向です。男性はキッチンが多いですね。

研修の内容
研修があるお店では、研修期間やその間の時給について説明され、問題がないか確認されることもあります。何か疑問があれば、丁寧な口調で尋ねてみましょう。

基本的に研修期間は一般の時給と比べて安くなっている場合が多いです。一般は時給1000円だが、研修中は時給950円、などこのような時給設定になっていることも良くあります。

また、研修があることだけで、時給や最大研修の期間の説明がない場合は、勇気を出して自分から聞いてみるのも大切です。この辺りを曖昧にしていると、後にトラブルの元になりかねません。

お店側としては悪気なく当たり前に時給を下げているけれど、自分は知らずに明細をもらってからガッカリした、なんてことになる事も考えられます。

このように、ファミレスでもバイト面接で定番となるような質問をされる傾向が強くなっていますので、事前に覚えておくと回答の仕方などを自宅で予習できるので、面接が楽になります。

ファミレスの面接で逆に聞きたいこと

上で述べた研修の例のように、面接では質問に答えるだけでなく疑問をこちらから「逆質問」してみるのも大切です。忘れずに聞いておきたいことをご紹介します。

テスト休みが取れるかどうか
学生の場合に大切なのが、テストの時期に休みを取らせてもらえるのかです。準備期間中や実際のテスト中に1週間など、まとまって休めるのか確認しておきましょう。

主婦やフリーターの多いお店では快く休ませてもらえることもありますが、学生だらけのお店では事前に相談しておかなければ、トラブルになるかもしれません。

テスト休みがないから無理に出勤して、学業に影響が出てしまった…ということがないよう注意しましょう。

社員登用制度や昇給はあるか?
アルバイトをしていて、ファミレスの仕事が楽しいので将来的にもずっとファミレスで仕事をしたい、と思う方もいるかもしれません。そんな時、社員登用制度があるバイトの方がいいですよね。

バイトでの経験が無駄にならずにそのまま正社員になって経験を活かすことが出来ますし、何よりも人間関係なども良好の状態で仕事を継続して出来るのもメリットでしょう。

なのでもしファミレスの仕事に興味がある、将来的なことまで考えているのであれば、社員登用制度があるバイトに応募した方がいいでしょう。

次に昇給ですが、短期ではなく長期でファミレスのバイトをするのであれば、昇給がある職場の方がやる気も出てくるでしょう。特にフリーターの方は昇給について詳しく知っておくといいです。

メインの収入としてファミレスのバイトを考えている場合、1年ごとなど時給の見直しはあるのかなど面接時に質問をしておくと安心できます。

社員割引やまかないなどの福利厚生
ファミレスは社員割引(バイト含む)やまかないがあることも多いです。お店によって内容は違いますが、無償の場合があったり300円程度など安価に食べさせてもらえる場合もあります。

特にフルタイムなど長時間働く場合には、まかないや割引の有無は重要なポイントです。「面接でこんなこと聞いても良いのかな?」と気兼ねせず、尋ねてみましょう。

なお、まかないや割引がなかった場合にも「あったら嬉しいなと思っただけなので、大丈夫です」と笑顔で答えると、悪印象を与えずに済みます。

面接を受ける前に持ち物チェックをする

面接対策として、面接の際に持っていくと役立つ持ち物などもございますので、事前に準備するべきような持ち物をココではご紹介します。

履歴書
説明は不要かと思いますが履歴書は持ち物の中で一番重要です。基本的に面接は履歴書を見ながら進行しますので、持参しなかったり内容が乏しかったりしては、採用も難しくなります。

応募時に履歴書について説明されなかった場合も、念のため用意しておきましょう。ボールペンで丁寧に詳しく内容を記入するなど、基本的なマナーも重要です。

筆記用具一式
筆記用具と言ってもボールペンのみ、ということではなく鉛筆や消しゴム、ノートなどのメモ帳などもきちんと持参するように準備しておくといいでしょう。

胸ポケットなど、サッと取り出せる場所にボールペンなど筆記用具を持っておくと安心です。とっさになにかしらの記入を求められた際にもスマートに対処できます。

マスク
コロナウイルス感染症の流行により、今ではマスクをすることが当たり前のエチケットとなりました。相手からマスクを外すように指示されるまでは(顔を見て本人確認など)、面接であっても付けたままにしておく方が無難です。

どうしても気になるようであれば、「マスクは外した方がよろしいでしょうか?」と一言、面接開始時に尋ねてみる手もあります。

面接用の服や靴
面接では受け答えや履歴書の内容も加味されますが、何よりも見た目の第一印象が大切です。ファミレスは客商売ですから、不潔だったり奇抜だったりする格好で臨んでは、内心で門前払いをされてしまうかもしれません。

服や靴など、一通り面接用に整えておきましょう。また以下で、服装や身だしなみのチェックポイントをご紹介します。

ファミレスのバイト面接でおすすめの服装

面接時の服装や身だしなみで大切なのは、聞きなれているとは思いますが清潔感が第一です。おしゃれな見た目重視ではなく、社会人としてふさわしい恰好かどうか見られています。

おすすめの服装として、男性の場合は襟付きで無地のシャツが定番となっておりおすすめで、ジーンズのようなデニム以外のキレイめなパンツを合わせるのが服装の王道です。

服のカラーは派手すぎるものを避け、黒や茶色など落ち着きのある深めの色合いを選びましょう。暗くなりすぎる場合は、シャツを白などの無地にするのも効果的です。

靴は革靴が定番ですが、清潔感があればスニーカーもOKです。派手な柄やダボダボした服装、サンダルなど一般的に不適切とされる服装は避けてください。

女性もなるべく落ち着いた色で優しげな印象のブラウスやシャツに、コットンなどのパンツを合わせるのがおすすめです。もしスカートで臨む場合は、派手な雰囲気とならないように丈は長めにしておきましょう。

面接では露出の多い恰好だと敬遠される傾向にあります。髪も男性ほど長さに気をつける必要はありませんが、なるべく清潔感が出るようにまとめておくと良いでしょう。

また目にかかるほど長髪の方は、おでこが見えるようにセットして、暗い印象を避けるのもおすすめです。ファミレスによっては髪の長さやカラーにルールがあるお店も存在します。

可能ならば、髪の毛は面接前に短めに整えておく方が良いでしょう。尚、面接時のメイクもナチュラル気味で、あまりバッチリ決めた印象を与えるのは避けましょう。

こんな方がファミレスのバイトが合っている!
ファミレスのバイトはお客さんやバイト仲間と接する機会が多いアルバイトです。そのため接客業が好きな方、人と笑顔で話すことが好きな方が向いています。

そして接客業が苦手な方でも、キッチンなどの仕事をすればいいだけですので、調理などが好きな方にまで向いている職種になっています。

また、土日や祝日、年末年始などに働ける方はとても大切にされますので「休日にバイトをすることが苦でない方」にもぴったりです。ただ、飲食業と聞くとつらいイメージもあります。

しかしバイトですので、厳しいような仕事を求める職場は少ないでしょう。シフトで休みが重なったときには一緒に遊びへ行くなど、仲間同士でワイワイ楽しみながらファミレスバイトをこなしている方もたくさんいます。

よって、意外とファミレスのバイトが向いている方は多いと思います。興味があれば一度チャレンジしてみることをお勧めします。

まとめ

ファミレスバイトの面接について、ありがちな質問や持参物などをご紹介しました。面接は難しいものではなく、清潔感のある格好で誠実に受け答えをすればOK。

バイト初心者でも受かりやすいです。安心して応募してみましょう。また万が一落ちた場合も、単に自分よりも経験のある方が同時に応募していたり、お店側の希望とシフトが合わなかったりするだけかもしれません。

バイト面接の落ちる理由はそこまで難しい問題ではないので、もし不採用となってしまった場合は、身だしなみやマナーに違反はなかったかだけ再確認して、積極的に他のファミレスを受けてみましょう。

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