バイト面接は何分前に現地に到着しておくべき?理想の到着時間は?

面接に向け、傾向と対策をしっかりと準備して「後は行くだけ!」となったのはいいけど「さて何時までに着くようにすればいいのだろうか?」などと思う場面も出てくるのではないでしょうか。

バイトの面接とは自分のやる気をいかに伝えるかがとても重要になってきますので、「面接の予定時間より早く行けば行くほどアピールになるのでは」と考えてしまいそうですが、必ずしもそうなるとは限りません。

面接をする側にも準備が必要ですし、担当者も他に仕事を抱えている場合もありますので相手の都合についても考えなければなりません。

理想は5分から10分前程度を目安に到着

仮に30分前に到着したとすると、面接担当者は「もう来たの?」と思ってしまうことでしょう。予定がなければ時間を繰り上げて面接を始めてくれる場合もあるとは思いますが「こちらの都合を考えない人物なのか」とマイナス評価を受けてしまう可能性もあります。

別の面接予定が入っているかもしれませんし、他の業務などで忙しいケースだって考えられます。だからといって時間ぴったりに到着するのも担当者に「採用したとしても遅刻するのでは?」と思われてしまう場合もあります。

社会のルールとして「5分前行動」とはよく言われることです。面接場所に到着するのは、おおむね「5分から10分程度前」が早くもなく遅くもない目安となるでしょう。

せっかく面接に向け準備してきたことが、この一瞬のみで悪い評価を受け無駄になってしまうということにならないよう気をつけたいところです。

面接当日、家を出るのは早めがベスト!

例えば5分から10分前に面接場所へ着くよう家を出たのでは少々危険です。なぜなら外に出る以上何があるか分からないからです。交通渋滞や予期せぬ事故なども考えられますし、道を間違えてしまう可能性もあります。

面接場所へ入る時間は早すぎてしまうと問題ですが、近くに着く分には何分前でも関係ありません。早く着いた分だけ心の余裕も出てきます。最寄りの駅や近くの公園などで最終確認をするなど心を落ち着かせても良いでしょう。

トイレなど鏡があるところであれば身だしなみチェックもできますので、面接場所近辺にどんな施設があるのか調べてみても良いのではないでしょうか。

また面接場所に向かう交通機関にはさまざまなものが考えられますが、特に公共機関の利用を考えている場合は、実際に使って所要時間などを確認するとより安心できます。その際に重要なことは面接時間とできるだけ同じ条件にして確かめることです。

平日と休日とではダイヤが違ってくる場合もありますし、時間帯によっては道の込み具合も変わってくるはずです。公共機関を利用する場合、到着時間の目安は調べられるでしょうが、降りたところから面接場所への道のりを再確認するという意味でも一度実際に行ってみるのをおすすめします。

もし遅刻しそうになった場合の対処法

面接においては何よりも「遅刻は厳禁だ」ということに気を付けるべきなのですが、やむを得ない事情や予期せぬ事故などにより面接時間に遅れてしまいそうな状況も考えられます。

そんなときでも落ち着くことが第一です。まずは担当者に電話で「遅刻をしそうである」という事実を伝える必要があります。遅刻が原因で面接に落されてしまう場合もあるでしょうが「どうせ行ったとしてもダメだ」とは勝手に思わないことです。

何もせずに事後報告で「すいません、遅れました。」とするよりかは、ずっと採用される可能性がありますし、マナーとしては報告をした方がいいでしょう。

謝罪する際のポイントについて
電話にて謝罪をする際の例文とポイントとしてはこのようなものが挙げられます。

本日面接を予定しておりました○○と申します。誠に申し訳ありません。電車が遅れたために到着が〇分遅れてしまいそうです。急いで参りますので時間をずらしていただくことは可能でしょうか。
  • まずは名乗ってから謝罪の言葉を
  • 遅れる理由とどのような状況かを伝えるために到着予定時間を話す
  • 遅れても面接をしてもらえるか指示を仰ぐ

ただ「遅れそう」という事実を伝えるだけでは採用担当者からすると「どのくらい遅れるのか」と気になる場合もあります。あまり大幅な遅れでなければ、担当者の都合もありますが時間や日にちをずらしてくれる可能性もあります。

起きてしまったことはどうしようもありません。正直に、そして誠実さを加えて謝罪の気持ちを伝えましょう。ただし大前提は「遅刻をしないこと」これに尽きます。

面接場所へ到着してからも気を抜かない

面接場所に到着したら、受付がある場合には受付の人へ、そうでない場合はできるだけ作業をしていなさそうな人へ「本日面接の予定で来ました○○です」という趣旨の挨拶をします。

その後面接をする部屋や、控え室が用意されていればそちらへ行くこととなるのですが、例え面接自体が始まっていなかったとしてもあまりにも気の抜いた言動は避けたいところです。

どこで誰が見ているのかは分からないものです。一番初めに対応してくれた人が「今日来た面接者は態度が悪かった」と伝える場合もありますし、たまたま通りかかった面接担当者の目に触れてしまう可能性もあります。

「家を出た瞬間から」としてしまうと少し言い過ぎかもしれませんが、面接会場近辺に着いたときから面接は始まっているものだとするくらいの心構えが必要になってくるでしょう。

挨拶など最低限のマナーは守ろう
「社会人の基本は挨拶」と言われるほど挨拶は重要なものです。「こんにちは・失礼します・ありがとうございました」などの言葉があるとないとでは印象がガラリと変わってしまうものです。まずはこの点に注意しましょう。

また、よくあるのは携帯電話について。鳴るべきではない場所で携帯電話の着信音などを響かせてしまったという事例は良く見かけます。事前に電源を切ったりマナーモードにしたりするなどの配慮が必要となってきます。

到着時間での細かな注意点

このように色々と到着時間について書きましたが、意外と勘違いしてしまいそうなのは時間の表記です。例えば「PM5時」と「17時」は同じ時間を表しています。

しかし24時間表記に慣れていないと「17時」を午後の7時としてしまう場合もあります。不安に思ったら「確認させていただきたいのですが、面接の時間は○○時で合っていますでしょうか?」と確かめてみても良いでしょう。

面接を受けるまでには多くの苦労を重ねてきたはずです。そういった苦労が一瞬で水の泡とならないように、まずは面接場所への到着時間についても気にかける必要があります。

また、まとめとしては面接場所の近くになるべく早めに着いておく、面接会場は5~10分前ぐらいには到着しておく、遅刻しないようにする、と3つのポイントを抑えて面接に挑みましょう。

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