バイトの履歴書は封筒に入れて渡すのが常識?渡し方や書き方はどうする?

バイトの履歴書を書いた後、面接の時に渡すのが基本ですが、この時に疑問に思うことって「そのまま手渡しでOKなのか?」という疑問などだと思います。

他にも「封筒に入れるとしたら、どんなタイプの封筒がいいのか?」など履歴書を渡すことだけでもさまざまな疑問が出てきます。そこでココでは履歴書の渡し方や書き方、封筒を準備する場合のポイントなど、関連した情報を掲載してみました。

履歴書は封筒に入れて渡さなければいけない?

「どうせ面接が始まったら履歴書を封筒から出すのだから初めからそのままで持っていったほうが楽なのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、これにはデメリットがあります。

まず、履歴書をカバンの中にそのままの状態で入れると、履歴書に何らかのダメージが加わる場合があり、破損や汚れたりする原因となってしまうことが考えられます。

もし履歴書がこのような状態になってしまったらどうしますか?もう一度書き直し、となると手間もかかりますし、このままの状態で面接官に渡すとなれば、評価を落とす可能性だってあります。

苦労して書き上げた履歴書も折り目や汚れのために評価が下げられてしまっては悔やみきれません。履歴書は応募者の顔とも言えるものですので、その取扱いには最大限の注意を払いたいところです。

また、カバンから直接履歴書を出す姿はあまり印象良くは映りません。「この人は大事な資料をぞんざいに扱ってしまう人なのではないか?」と思われてしまっては面接の結果にも大きく響いてしまいます。

つまらぬところで減点されないように、履歴書を持っていくときは封筒やクリアファイルなどに入れて持ち運ぶようにしましょう。

封筒やクリアファイルは100均などで売っていますので、安く買うことができます。また履歴書はカバンに入れるので、カバンなども最適な大きさのものを選びましょう。

カバンやバッグについての詳細は以下のページで。

バイト面接でカバン・バッグはどんな物が理想?リュックだとダメ?

履歴書を入れる封筒はどんな物を選ぶ?

バイトの面接が決定するとたいてい履歴書を持ってくるよう言われますが、その際履歴書は裸のまま持っていくのではなく、封筒などに入れて持ち運ぶのが一般的です。

ただし、どんな封筒でもいいわけではなく、いくつか気を付けるべきポイントがあります。気をつけるポイントを抑えておきましょう。

封筒の大きさ
まず大きさについてですが、封筒は履歴書よりも一回り大きめのものを選ぶと良いでしょう。できるだけ小さい封筒のほうがかさばらずに済みそうですが、あまりにもギリギリすぎると履歴書を封筒から出し入れする際に、引っかかり折れてしまう可能性があります。

履歴書はできるものなら折り目などのないきれいな状態で提出したいものです。市販の履歴書には折りたたむことを前提とした小さめの封筒がついてくる場合もありますが、理想は大きめの封筒を別に用意したほうが良いでしょう。

封筒の色
次に色・見た目についてですが、基本的には白色無地のものを選びます。茶など色のついた封筒もありますが「履歴書を入れる封筒には白を使うのが常識だ」と考える人もいるようですので、白色を使ったほうが無難と言えます。

ただし、色付きの封筒を使ったからといってそれだけで採用の合否に関わってしまうほどの致命的なミスとなるわけではありません。もちろん重要なのは履歴書の中身や面接の内容なのですが、少しでも減点されないようするのであれば上記のようなポイントに気を付けるようにしましょう。

封筒の代わりにクリアファイルはどう?

クリアファイルは曲がりやすい紙類を折れないよう保管したり持ち運んだりする際便利なものですが、履歴書を封筒に入れる場面では封筒の代わりとして使っても良いものでしょうか。

アルバイトの場合、クリアファイルでも構わないケースがほとんどです。ですのでクリアファイルに履歴書を入れて渡すというのもOKでしょう。

ただ、履歴書を曲がらないよう汚さずにするという意味では確かに理解できますが、クリアファイルは封筒と違って透明であるため、外から中に入っているものが見えてしまう恐れがあります。

こういった意味ではクリアファイルを使わないほうが良いでしょう。履歴書は言わば個人情報そのものですので、そういったものを人目につく状態にするのはあまり感心しません。

見た目にも扱いが軽い感じがしますので、履歴書を持参する場面ではなるべく封筒を使うのがおすすめ。ただし、履歴書をクリアファイルに挟んで、そのクリアファイルごと封筒に入れ持ち運ぶのは、より書類を大事に扱っている印象を受けますので好感度は高くなるでしょう。

封筒は何か書く必要がある?

履歴書を入れる為の封筒は何か文字を書いたりする必要があるのでしょうか?封筒に何も書いていない状態では、なんだか不安になりますよね。

持参して渡す場合
履歴書を封筒に入れ持参する場合、表面については「履歴書在中」の文字を赤い文字で左下に書くようにします。

裏面ですが、こちらも左下に自分の住所・氏名と提出する日を記入しておくのがいいですが、バイトの履歴書ではここまで見ていない場合が結構多いですので、丁寧にするのであれば一応書いておくといいでしょう。

もう一つ郵送する場合と持参する場合で違ってくる点は、封をしないということです。郵送の場合は中身が飛び出ないよう、また封筒の中身が途中で第三者の目に触れないよう封をしますが、持参する場合はこちらで封筒から履歴書を取り出してから面接官に渡すこととなりますので、糊付けはしないようにしましょう。

郵送する時の封筒の書き方
面接時に直接履歴書を渡すのではなく、事前に郵送するよう求められる場合もあります。封筒の種類については前段で示したように、履歴書よりも少し大きめで白色無地のものを選べば良いのですが、封筒の書き方についても注意を払う必要があります。

まず封筒に文字を書くための筆記具についてですが、これには黒のサインペンを使うのが一般的とされています。ボールペンでは文字が細く、封筒が大きい分書いた文字が読みにくくなってしまう恐れがあるためです。

次に宛名書きですが、郵便番号と都道府県からの住所を書きます。ビル名が住所に含まれている場合は建物の名前も略すことのないようにしましょう。株式会社についても(株)などと略さないようにします。

敬称は部や課に宛てるものでしたら「御中」を、個人に宛てるものでしたら「様」を使います。また、自分の住所・氏名は封筒の裏側に書きます。

最後に、「履歴書在中」の文字は忘れずに記載しましょう。会社には日々大量の郵便物が届くことがありますので、封筒の中身をはっきりと明記しておくと相手先にも「この封筒には応募書類が入っている」などと分かりやすくなり、大事に取り扱ってくれるかもしれません。書く際は赤字で「履歴書在中」と表記しそれを四角で囲っておくと目につきやすいでしょう。

「履歴書在中」の文字は必ずしも手書きにする必要はありません。最初から印字されているものなどを使っても構いません。

履歴書を折るのは駄目なのか?

履歴書は折らないほうが良いとしてきましたが、折ることによって起こり得る不都合にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずは、やはり見た目の問題です。履歴書に目立つような折り目がついていると「大事な書類を雑に扱ってしまう人物」とみなされてしまう可能性があります。

また、面接官に折ってある履歴書を開くという動作が生じてしまう点も考えられます。ほんの数秒のことかもしれませんが、面接官に余計な手間をかけさせないようするため履歴書は折らずに持参するのがマナーとされています。

他にも、折り目がある履歴書は重ねたときや、ファイリングしたときにそこが浮いてしまいきれいに納めることができなくなってしまうことを避ける意味合いも含まれます。

またおかしな話で、市販の履歴書についている封筒などは小さいサイズばかりです。この封筒に入れる為には三つ折りにしないと入らないのです。

ただ、実際はバイトの面接の場合、三つ折りで渡しても問題のないケースが多いのも事実です。ですがなるべく綺麗な状態で渡すのがベストですので、出来る事なら折らない方がいいでしょう。

このような封筒は正社員の場合は使わないのが基本です。

履歴書の渡し方について

いざ面接が始まりこれまで封筒に入れるほど大事に扱ってきた履歴書を渡す場面になったとき、くれぐれも封筒のまま面接官に渡さないようにしましょう。

やはりここにも面接官に封筒から履歴書を取り出すといった手間をかけさせない配慮が求められます。ただ、面接官ではなく受付などで履歴書を渡す時は封筒のまま渡します。

一般的なマナーとして履歴書の提出を求められたら、まずはこちらで中身を取り出し面接官の読みやすい方向へ向けて渡す、というのが基本とされています。その際は、片手で渡すのではなく両手を使って渡すようにします。

先ほども書きましたが、もし封筒に糊付けをしてしまっていたら、一度封を切ってから渡すという行為になりますので、手間がかかりますし時間もとりますので糊付けはやめましょう。

クリアファイルを使った場合は、そのままでも透明であるため中身は確認できますので、クリアファイルごと封筒の上に重ねて渡しても問題ありません。

また履歴書を渡す時のタイミングは、面接官が「履歴書を拝見させて頂きますか?」などの声がかかると思います。その時に渡します。

この時、無言で渡してしまうとどうしても感じが悪く映ってしまいますので、渡す際には「よろしくお願いします」や「ご確認お願いします」等の言葉は忘れないようにしましょう。

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