歩合制バイトは何が違う?稼げそうだけど違法性とか大丈夫?


※本ページはプロモーションが含まれています

最近のバイトは職種・業種なども様々な分野がありどのバイトをするか、など迷ったりしますが中には「歩合制バイト」というものもあります。

あまり聞いたことがないような言葉かもしれないですが、そんなに珍しいバイトではなく求人サイトなどでも見かけるようなバイトとなっています。

ですが歩合制バイトって稼げるのか?とか法律的に違法じゃないの?など疑問が多いのも現状です。歩合制バイトについて興味のある方々も多いかもしれませんね。

そこでこの歩合制バイトについて役立つ情報をご紹介します。

そもそも歩合制バイトとは何ぞや?

バイトは給料の計算はたいていの場合は、時給制か日給制によります。時間や日数に応じて賃金が支払われる仕組みです。わかりやすいと言えばわかりやすいと言えるでしょう。

バイト求人の多くは時給制となっています。1時間働いて900円(時給制)とかですね。社員とかになると1日働いて8000円(日給制)などが多くなってきます。

では「歩合制」って何でしょう?歩合制とは、自分がやった実績に応じて賃金が支払われる仕組みです。要するにがんばって結果を残した分だけ稼げるバイトと言ってもよいかもしれません。

例えばAさんは1日働いて2個の商品しか売らなかった。反対にBさんは1日10個も売った。このような場合、給料が多く貰えるのはBさんとなります。

この歩合制バイトについては時給 or 日給制プラス歩合制のものがよく見られます。たとえば、働いた時給分の賃金へ売り上げに応じた%の分の賃金を上乗せするなどです。

また契約によっては完全歩合制、つまり実績を残した分だけ稼げるという仕事も存在します。これは業務委託契約という、雇用されるバイトとは意味が異なるものであり、最低保障給などもなく普通のバイトと勝手が違うため、ある意味注意が必要です。

一般的な普通のバイトより稼げる?

それではこの歩合制のバイト、普通の時給制などのバイトより稼げるのでしょうか?単刀直入に言うと、答えは「人による」ということになるでしょう。

たとえば、営業のバイトでは契約をとれないと賃金は安いままです。契約をたくさんとってこれるようなスキルのある方ならば、かなり稼げるかもしれませんが、誰でもそういうわけにはいきません。

人によっては、真面目にコツコツと時給制のバイトをやっていた方が稼げる場合も少なくないでしょう。よって、歩合制バイトは確かにやりがいはあるのかもしれませんが、誰でも稼げるバイトとは言えなさそうです。

しかし、意外とコツを覚えればたくさん実績を残せたりすることもあります。特にポスティングなどはそう言えそうです。要領さえつかめれば自分なりに多く実績を伸ばすことも人によっては十分可能でしょう。

よって、自分ならやれると興味がある方々は一度経験して見るのもよいかもしれません。バイトなので歩合制が合わないなと思ったならば、普通の時給制のバイトに変えることも別に悪いことではないでしょうから。

歩合制のバイトはどんな職種がある?

では歩合制のバイトはどのようなものがあるのでしょうか?一番イメージが浮かびやすいのが球場などで働く「ビールの売り子」でしょう。また営業のバイトなども有名。訪問販売や電話での営業などがあり、求人でも比較的よく見られます。

ただ営業は、人見知りな方々などは厳しそうなため、人によってはやりたくない、向かないバイトと言えるかもしれません。

また、ポスティングやポスター貼りもよく見られる歩合制のバイトです。配ったり、貼ったりした分だけ稼ぐことができ、人と接することもあまりないので営業が苦手な方々にもよいかもしれません。

ポスティングやポスター貼りなどは、業務委託契約で完全歩合制の所も多いです。さらに、最近では代行などドライバーのバイトも歩合制のものが多いです。

2種免許などが必要な場合がありますが、車の運転が得意な方々にはぴったりかもしれません。他にも探してみると、意外と多くの歩合制のバイトが見つかるはずです。

このような歩合制のバイトを探すのなら、やはりメジャーなサイトなどが一番。タウンワークなどがいいでしょう。

タウンワークでバイトを探す

完全歩合制(フルコミッション)は違法性とかある?

先ほども説明しましたが歩合制とは言葉通りですが、売り上げた分のいくらかを給料として貰えるシステム。

ということは、例えば何かの商品を売っていた場合、1個も売れなかった時は報酬は0、という意味になります。まさに自営業みたいな感じですね。

この完全歩合制ですが「労働者」については違法とされています。「労働基準法第27条」というのがあり、労働時間に対して一定の給与が保障されるというもので、必ずいくらか労働者に支払わなくてはいけないのです。

最低労働者に支払われる金額は平均賃金の約60%ぐらいが貰えるラインと言われています。ということは、働いている時点ですでに必ずお金をもらわないといけないのです。

ですのでバイトとして多いのが「時給+歩合給」という求人になります。但し違法なのは雇用契約、バイトや正社員などの場合のみ適用され、業務委託の場合は適用されません。

雇用契約が業務委託の場合ですと、完全歩合制でも違法にならないと言われています。基本、完全歩合制の仕事は業務委託契約となります。

業務委託ということは個人事業主となって働く、という訳です。納税なども自分でしなくてはいけないので面倒な部分もあります。

業務委託についてはこちら

業務委託とは何?バイト・社員との違いや注意点について解説

ですがブラックな会社ですと、業務委託という名目でも労働者(雇用契約扱い)をするケースがあり、このような場合は違法ですので気をつけましょう。

時間拘束などある場合は明らかにおかしいので、もし何かトラブルなどありましたら労働基準監督署などで相談をするといいでしょう。

全国労働基準監督署の所在案内

歩合制バイトは何が違う?のまとめ

歩合制は基本的に実績に応じてお金が支払われる仕組みです。実力主義と叫ばれる昨今、あくまでバイトですが、時代のニーズに求められている仕事かもしれません。

ただ、それが稼げるバイトかと聞かれると、誰でもそういうわけにはいかないでしょう。時給制の方が稼げる場合も多いはずです。歩合制が稼げるかどうかは人を選ぶと言えそうですね。

よって、いずれにせよ自分の性格や興味などを考慮して、普通のバイトか歩合制バイトかを選ぶようにしたいものです。また完全歩合制は業務委託という「契約」となるので原則、労働者扱いとはなりません。

もし労働者扱いをされているならば違法となりますので、仕事などを引き受ける場合は気をつけておきましょう。

関連記事